宅地建物取引士の試験合格後、宅地建物取引士として仕事するためには、都道府県の登録を受けることになります。
欠格要件等に該当しなければ、実務経験二年以上で、登録の資格を得られます。
ところが、新入社員や、新卒社員なんか経験ありません。また、不動産業界に転職したくて、宅建士取得した人もいるでしょう。そんな実務経験の無い方達にも、宅建士登録の道を開いたのが、実務講習です。
実務講習とは?
宅地建物取引業法第18条1項、及び同法施行規則第13条の16の規定に基づく法定の講習です。宅建士試験合格者を対象にしていますので、試験に合格していない方は、受講出来ません。
この講習を受講することで、「2年以上の実務経験を有する者と同等以上の能力を有する者」として、資格登録のための要件を満たすことになります。
どこで受講できる?
法定の講習ですので、国土交通大臣の指定した機関で行います。多くは資格予備校です。
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料金はいくらくらいかかる?
各実施機関によって異なりますが、おおむね2万円前後です。修了試験代や、テキスト代なども含んでいます。
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実務講習の内容は?
実務経験二年分の代わりですから、さぞ大変な講習かと思っていたのですが、そんなこともなかったです。
事前に約一か月の自宅学習を行い、最後に、スクーリングで講義を聞き、最終日に修了試験を受けます。
受講者自信が架空の不動産屋さんの社員となり、お客さんの対応をしてくと言った、事例形式で講義が進んでいきます。
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まとめ
以上、宅建士登録のための実務講習でした。
私は、宅建士試験合格後、数年たっていて、宅建試験の時に覚えた知識も、ほとんど残っていませんし、また、不動産屋(宅建業者勤めだけど、ほとんど宅建業と関係無い仕事してる)にも勤めていませんので、実務に関する知識もありません。
スクーリング当日になって、宅建士試験のテキスト等読んでおけばよかったかな~と、かなり不安になりましたが、全然問題ありませんでした。修了試験に合格し、修了証が交付されたのですが、こんなんで二年分か~と、正直がっかり(笑)
実務経験はないけど、登録に悩んでいる方は、思い切って実務講習を受講してみるのも良いと思いますよ。
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