茨城県登録の宅建士が秋田県の法定講習を受講しようとしています。秋田県宅建協会の講習を受けようと考えているのですが、そもそも可能なのか、宅建協会と茨城県の建築指導課に問い合せしてみました。
所定の手続きを取れば、可能のようですので、そのやり取りを記録しときます。
(公社)秋田県宅地建物取引業協会へ
法定講習係へ問合せします。茨城県の他県法定講習受講案内にも記載されていますが、そもそも「茨城県登録の宅地建物取引士が受講可能かどうか?」の確認です。
ただ、これは前回の記事でも書きましたが、他県受講の可能性がある事を、この秋田県宅建協会の法定講習係のお姉さんが教えてくれたので、受講そのものは可能なのでしょう。私が気になるのは、秋田県宅建協会の法定講習が「自宅受講」に変わった事です。
それから、秋田県登録している宅建士には放っておいても受講案内が送付されて来ると思いますが、茨城県登録の私にはもちろん受講案内も届きませんので、申し込みの手順の確認です。
①自宅学習に変わった現在でも他県受講可能か?
②受講手続きと、申し込み締め切り期限について。
以上の二点を確認します。
①自宅学習に変わった現在でも他県受講可能か?
特に問題ないようです。テキスト学習して、レポート提出すると受講証明書を発行してくれるそうです。
②受講手続きと、申し込み締め切り期限について。
11月の下旬に、秋田県登録の宅建士には受講案内を送付するようです。申込期間は、令和3年1月6日~令和3年1月13日を予定していると教えてくれました。
連絡先を教えてくれれば、11月下旬の発送の時に一緒に送ってくれると言って貰えたのですが、この段階ではまだ他県受講するかどうかも確定していなかったので、必要になったら改めて連絡すると伝えました。
それでも、法定講習係のお姉さんが、「必要なければそのまま捨ててしまってください。申込用紙が返送されて来なければ、受講なさらなかったんだな~くらいにしか考えませんので。」と仰ってくれたので、住所ほか連絡先を伝えました。
とりあえずは、11月下旬の受講案内到着を待ちます。
茨城県土木部都市局建築指導課へ
茨城県庁のホームページに、「法定講習会の県外受講について」のページが用意されています。
こちらのページから、詳細な手続き案内がダウンロード出来ますし、また、提出書類の書式なんかも用意されているようです。
他県法定講習受講手続案内を読むと、
①希望する講習実施団体に、茨城県登録の宅建士が受講可能か確認。
②法定講習受講承認申請書を茨城県の建築指導課へ。
③法定講習受講承認書が2週間後くらいに送付されてくる。
④承認書をもって秋田県の法定講習受講。
⑤受講証明書(承諾書の下の部分)に証明を貰う。
⑥受講証明書ほか添付書類を、茨城県宅建協会か不動産協会茨城県本部へ送付。
⑦3週間後くらいに宅建士証が郵送されてくる。
①は完了しました。後は、証明写真撮ったり、返信用封筒も準備して茨城県に申請するだけです。③の承認証明書が発行されるまでに2週間くらいかかるようですが、そもそも秋田県宅建協会の受講申込みが年明けなので、まだまだ時間的余裕があります。
ただし、一つ気になるのが、⑥と⑦です。
⑥で受講証明書ほか添付書類を茨城県宅建協会か不動産協会茨城県本部へ送付するのですが、この添付書類の中に、「更新前の宅建士証」も含まれています。
⑥で宅建士証を送付して、⑦で新しい宅建士証が送られてくるまでに約3週間の期間があります。この間、私は宅建士証を不所持の状態で過ごす事になります。
宅建士は、重要事項説明の時に、相手からの請求がなかったとしても、必ず宅建士証を提示しなければいけません。また、重要事項説明の時以外でも、関係者からの請求があった場合にも、必ず宅建士証を提示しなければなりません。
宅建試験頻出の条文、事項かと思います。
まあ、正直なところ、私の会社は宅建業登録していますが、宅建業としての活動はほぼありません。なので、自分が宅建士証持っていない期間あっても、全く業務に支障はないのですが、それでも「宅建士が宅建士証を持っていない期間がある」事がまずいと思います。そこで
①新しい宅建士証来てから古い宅建士証を送りたい。
②宅建士証が無い期間を、指導する方はどう考えているのか?
以上の二点を問い合わせてみました。
①新しい宅建士証来てから古い宅建士証を送りたい。
原則、受講証明書と一緒に同封して送って貰いたいとの事。やっぱり、しょうがないですね。
②宅建士証が無い期間を、指導する方はどう考えているのか?
受講証明書を貰ってから、宅建士証有効期間の間で、業務を調整してくださいとの事。
ん・・・?どういう意味だ?
どうやら、秋田県宅建協会の法定講習が令和3年2月21日開催予定です。自宅学習になるので、この日までにレポートだすのか、それ以降の手続きになるのか分かりませんが、まあ、令和3年2月の末頃には受講証明書が貰えると思います。
で、私の宅建士証の有効期間が令和3年5月18日です。なので、受講証明書を貰った令和3年2月末から、宅建士証有効期限の令和3年5月18日までの間で、業務を調整して、宅建士証の申請をしてから、新しい宅建士証が郵送されてくるであろう3週間の間は、宅建士証が無くても支障がない業務をして下さいとの事です。
重要事項説明も出来ないし、関係者に提示も出来ないので、出来るだけ不動産取引から外れるしかないと言うことですね。繰り返しますが、私の会社、そして私の業務に宅建士証はほとんど関係ありませんので、3週間どころか数カ月なくても問題ないくらいです。でも、普通の不動産屋さんにお勤めの方で、自分以外に宅建士がいないような職場だと、完全に業務が止まりますね・・・
まとめ
茨城県登録の宅建士が、秋田県の法定講習を受講する件についてですが、宅建士証の有効期限と法定講習申込期限までそれぞれ時間的余裕がかなりあるので、何の問題もなく所定の手続きを取れば、他県受講して新しい宅建士証が貰えるようです。
ただし、新しい宅建士証に切り替わるまでに3週間程度の期間を要するため、常日頃から宅建士証が必要な業務をしている方は、その間業務が完全に停止します。
手元に宅建士証が無いと、仕事にならないって方の方が多いと思うのですが、その場合は、他県受講ではなくて、登録地での法定講習を受けるしかありません。登録地で法定講習を受ければ、その場で新しい宅建士証を交付して貰えますから。
注意!!
他県受験でなく、登録地での法定講習を受ける場合、古い宅建士証と引き換えに新しい宅建士証が交付されます。なので、古い宅建士証を忘れると、新しい宅建士証は後日郵送されるそうです。
例えば私の場合、「3週間も宅建士証が無いと仕事にならない!」と、わざわざ茨城県で行われる法定講習に参加しても良いのですが、その時に古い宅建士証を忘れると、結局その場で新しい宅建士証を交付して貰えず、後日郵送になってしまうとの事です。何のために茨城行ったかわかりませんよね。
法定講習には宅建士証を忘れずに!!
さて、時間的にはかなり余裕がありますが、直前になって慌てるのも嫌なので、少しづつ他県受講の準備を進めて行こうと思います。
まずは、法定講習受講承認申請書を茨城県土木部都市局建築指導課への提出です。また動きがあれば、記事にします。
コメント
[…] […]