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山林調査を依頼すると費用はかかるのか?

林業・山林

山林の売却をお願いされた時に、我々はその山林を評価するために、いろいろ調査します。私の会社では、いくら経費がかかっても、それをお客さんに請求することはりません。仮に値段の折り合いがつかず、売買契約締結まで至らなくても、やっぱりお金は頂きません。しかし、調査を依頼する事業者さんによっては、請求されるかもしれません。どういった費用が必要になってくるのか、お伝えします。

書類調査費

山林の規制や、場所を確認するのに、森林簿や森林計画図を用います。申請すれば、無料で交付されるのですが、交付請求のための日当が必要になるかもしれません。

登記簿謄本や公図は山林調査の際に、必ず取得する基本中の基本の書類なのですが、こちらは有料です。私は法務局に直接行って交付してもらう方法と、インターネットから請求して、ネット上で閲覧する方法を使っています。

法務局で取得すると、1筆ごとに登記簿が600円、公図が450円です。インターネットの登記情報サービスを利用すると、登記簿が337円、公図が367円。基本的には登記情報サービスを利用しています。値段が安いですし、手軽ですからね。

値段が安いと言っても、これらは1筆ごとに課金されるので、筆数が大量だと、かなりの金額になりますよね。料金徴収する会社もあると思うので、筆数が大量にある場合は注意が必要です。

現地調査費

まず、現地までの交通費がかかります。車移動なので、ガソリン代はもちろんの事、遠方なら高速代金も必要です。さらに当然数人の従業員の日当が必要です。

もし山林を案内してくれる方がいれば、その方に日当を払う場合もありますし、またお昼をごちそうしたり、手土産を持って行ったりもします。

その他

山林に入るので、様々な装備を持参します。まずはもちろん資料のコピーを持参します。その他には、GPS機器なども持ち込みます。救急箱や、ブッシュナイフ等々・・・装備品をいちいち買い足すわけではないですが、それらの使用料も考慮しないといけませんね。

まとめ

資料調査費、さらに現地調査費として日当等があります。普通に考えたら、4~5万円くらい請求されてもおかしくないと思います。山林の売却を考えていて、仮に希望の値段で売却出来れば、これらの費用負担もしかたないかもしれませんが、あまりに安い金額しか提示されず、売買契約に至らなかった場合に、これらの費用を請求されたら目も当てられませんよね。

私の勤める会社ではこれらの費用を一切請求しません。しかし、他の会社さんの事はわかりませんので、山林の売却話を持ち掛けて、山林の評価をお願いする場合は、事前に費用負担があるのか、確認したほうが良いかもしれません。

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