林業と言えば、山に行って、木を切って、運びだして・・・ってのが、一般的なイメージでしょう。
チェーンソーを使って切るのか、高性能林業機械を使って切るのかの違いはあっても、基本的なイメージはみんな同じじゃないかな?
では、雪が降り積もる真冬は、いったい何をしているのか?
「雪山なんか危なくて行けない」
「雪山で屋外作業なんて過酷過ぎる」
って思うのが普通。私もそう思っていました。仮に山に行っても、雪が少ない場所だとか、入りやすい場所選んでるのだと。
しかし!!
山の男達は違うのです。そんなにやわじゃありません。と、言うのも、冬にしか出来ない作業があるのです。
例えば、木を伐りたい山林に、まともな道が続いてなくて、他人の土地を通させてもらうか、水路を渡らないといけない場合には、その水路を雪で埋めて固めてしまいます。そこに鉄板引いて、道にしてしまう。
同じようなことは、田でもやります。田を通れば山に行きやすいと言った場合、やはり大雪の時を狙って、田の上を移動します。自分は林業会社に就職するまで、こういう発想はなかったですね。邪魔だと思われる雪を逆手にとって、その雪を利用して道を作ってしまう。
妙に感心した話でした。