自宅学習よりも、スクーリングの方が重要です。自宅学習はスクーリング受けるための準備みたいなものです。
スクーリングの受け方
国交省から委託を受けて行われる講習ですので、思ったより厳しいです(汗
ダメ!絶対!遅刻!
受講票や、受講手引きに厳しい文体で書かれています。
仕事や交通機関の乱れ、その他いかなる理由であっても認められません。
当日、その旨連絡受けても、対応出来ません。
スクーリング開始時のガイダンスでも、かなりしつこく説明受けました。
具体的には・・・
1.一度目の遅刻は「警告」。「警告」二回で「失格」
2.朝の開講時の遅刻は20分までは、「警告」。それ以降は「失格」。
3.休憩後の遅刻は5分までは、「警告」。それ以降は「失格」。
この宅建士実務講習は、学生さんよりも、社会人が受けることの方が多いと思います。実際、周りを見回しても、学生さんらしき方は少なかったです。
しかも、この実務講習は平日に行われます。社会人にとって怖いのは、電話です。休み時間を利用して、上司やお客さんと電話すると、時間で切り上げることが難しくなると思います。スクーリングの期間中は、電話対応出来ないことを前もって伝えるか、いっそ電源を切ってしまう等の対策をとったほうが無難です。
マナーモードでもダメです
携帯電話についてです。講師の配慮でしょうが、講義中のバイブ等は大丈夫ですと仰ってました。しかし、修了試験中はバイブも鳴らさないでくださいと、説明を受けました。
受講中やるべきたった二つの事
具体的な受講中の話ですが、やるべきことはたった二つです。
1.講師が指示した場所のマーキング
このマーキングした部分から出題されます。スクーリング最大の目的は、このマーキングだと言っても過言ではありません。逆にこのマーキングだけしっかり行えば、修了試験も問題なく突破出来ます。
結構な量のマークを引きますので、マーカーは予備も含め、三本程度欲しいです。私は新品一本だけ持って行ったのですが、スクーリング後半は、薄くなってしまい、コンビニに買いに行くか迷っていました。
2.おすすめ!付箋紙の貼り付け、又はドッグイヤー
マークした箇所に、後から探しやすいように、付箋紙を張ります。または、ドッグイヤー(ページの端を三角に折る)します。
テキストの中に、およそ100か所程度マークします。その中から、実際に出題されるのは、20問です。出来るだけ素早く、テキストの該当箇所を見つけるためにも、付箋紙や、ドッグイヤーが必要となります。
私はマークしたページの右下を三角に折っていました。隣の方は、付箋紙張っていました。何かコメントも書いておけるので、付箋紙の方が便利そうですが、講習機関によっては、付箋紙の使用を認めない所もあるそうです。また、付箋紙も大量に張ることになるので、意外と見ずらくなるかもしれませんね。
この辺はお好みでどうぞ。
宅建士実務講習修了試験の受け方
スクーリングの最後の仕上げとして、修了試験を受験します。
制限時間は60分で、試験開始20分後から、試験終了5分前までは退出可能で、多くの人はさっさと済ませて、そのまま帰ってしまいました。試験前の講師の説明でも、ほとんどが途中退出して帰ってしまうと言ってました。
早く終わればそれで結構なのですが、やはりどうせ受けるなら、確実に合格したいので、
私は以下のように試験を受けました。
まず最初にマーク式
まずは、マーク式問題を解き始めます。正解に自信の無い物には、試験問題冊子の余白にでもメモ書きでもしといて、とりあえずは、どんどん先に進みます。
そのまま記述式問題を解き始めます。
記述式は一回で仕上げるつもりで
記述式問題ですが、基本的にはテキスト確認するような問題はありません。問題集内にある、設定資料を読んで、問題冊子に直接書き込む試験です。
記述式試験の後半は売買契約書や、重要事項説明書の文面の問題が出ました。これは、スクーリング中使用していた、ワーキングブックから該当箇所を見つけ出し、それをそのまま転記します。
絶対に自分の言葉で書いてはいけません。
問題冊子で使われている文言、又は、試験に持ち込みが許されている、テキスト、資料集、ワークブックで使用されている文言のみを、回答します。
記述式試験は、暗記しているとか、理解して自分の頭で考えて答えを出すような試験ではありません。あくまで、転記です。書き写すだけです。試験と言うより、ただの作業ですから、素早さと正確さが求められます。
この記述式試験は、見直しすら必要ないと思えるくらいまで、しっかり内容確認しながら回答しました。回答(書き写す)=正解みたいなものです。
マーク式の問題洗い出し
ざっとマーク式解いて、記述式を仕上げて、私はこの段階で試験開始後、35~40分くらい経過してました。この頃には、ちらほら帰り始める方もいたので、結構焦っていました(汗
ここでは、回答に自信の無かった問題を片付けます。問題の該当箇所をテキストから探しました。なんとなくテキストの場所が解れば、目次から探しますし、そうでなければ、ひたすらマーキングした箇所を探します。
テキストの文言を変えて作成したような試験問題ですので、該当箇所さえテキスト内で探しだせれば、完璧な自信を持って、回答出来ます。
自分の知識であやふやだった問題全てに、このテキストでの確認作業をしました。
マーク式の最終仕上げ
先ほどマーク式試験問題での、あやふやな部分をテキストで確認し、回答しました。
今度は、自分が自信のあった問題も確認しました。正直やり過ぎな気もしましたが、幸い時間も余っていましたので、全ての問題のチェックを行いました。やはり、会社からお金出して貰って、さらに出張扱いで参加させて貰った講習ですから、ダメでしたとも会社に報告したくなかったのです。ですから、最後の最後、出来るだけの事はしました。
やった事は、問題確認して、テキストの該当箇所を探して、正誤の判断をします。
幸い当初自分の回答した通りで、間違ってはいなかったのですが、改めてテキストで確認すると、安心もします。最初問題を受けた時は、あやふやな問題にメモ書きしときましたが、今度は逆に、テキストで確認した問題に、メモ書きしていきました。
なんとか予定の時間内で、マーク式問題のチェックが終わりました。私は確認した問題には、
問題冊子の余白に「テキスト」と走り書きしました。テキストで確認しましたよ~って意味です。全てのマーク式問題の余白に、「テキスト」のメモ書きが出来る頃には、試験終了の7~8分前でした。
最後の最後に
マークミスが無いか確認して、ついでに記述式の回答も確認します。私は文字が汚いのですが、ちゃんと読める字で書いてるかとか、ケアレスミスしていないかを確認しました。
私は、この段階でマークミスを一問見つけました。さすがに焦りましたね・・・○の問なのに、×の方にマークしていたんです。通常考えられないのですが、試験中は考えられない間違いしますからね。
マークミスも直し、ふと時計を見たところで、試験終了となりました。私が受けたスクーリングは、全部で15人程度の講習でした。ですが最後まで残っていたのは、私を含め、3人程度だったと思います。
まとめ
上で書いた問題の解き方や、チェックの仕方は、実際に私が行った方法です。正直ここまで徹底しなくても、試験に受かると思います。しかし、どうせなら絶対合格したいですし、置かれた立場的なものもあって、全力で挑みました。
それから、問題数が少ないので、ちょっと間違うと、それが命取りになると、不安になっていたせいでもあります(汗
問題数100問で20問間違えられる環境と、問題数20問で4問間違えられる環境だと、やっぱり、問題の解き方も変わると思います。どうか、つまらないミスを起こさないためにも、全力で!
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